第一恒産株式会社

企画提案詳細

DKハウス麻布十番新築工事

プロジェクト経緯 project

■時間貸し駐車場を事業化する

東京メトロ「麻布十番」駅から徒歩4 分、300年以上もの歴史がある麻布十番商店街の中心から1本入った道に面する時間貸し駐車場がありました。
時間貸し駐車場を等価交換事業により、土地所有者様にどのような建物を建築し、還元するかということを考え第一恒産から提案しました。

コンセプト concept

■あらゆる可能性の模索

どのような建物が収益を生み、安定した賃貸事業が可能か、模索しました。収益面だけを考えた場合、一番高く賃料を設定できるのが店舗です。次に、収益の高い建物はワンルームマンションです。
そこで、プランを練るにあたり、市場調査を実施し、麻布十番2丁目における建物構成を探ってみました。

この設計プランを作るにあたり、市場調査の結果はもとより、この麻布十番で長らく賃貸仲介業を営んできた賃貸実績のある会社をパートナーに選び、そのパートナーの意見も参考に設計プランを煮詰めてまいりました。
賃料の一番高い店舗については、麻布十番商店街のメインストリートから一本中に入った通りに面しており、職種の選定が困難で、隠れ家的な飲食店が考えられました、安定収入を得ることが困難であるとの結論に至りました。

次に、ワンルームマンションですが、2階~6階までをワンルームタイプ、7階から上をディンクスタイプとして1LDKを設定してみました。
市場調査の結果として、麻布十番2丁目にはワンルームタイプ・1Kタイプは全体の62%と非常に多く供給されており、競合物件も多く、その中には分譲マンションを賃貸にしているものが数多く存在しました。
分譲マンションは、グレードも高く、競合した場合、当方にプラスではないことが明らかな為、競合の少ない、一回り大きい1LDKをディンクスタイプとして採用することにしました。

■価値観を上昇させ満足度を上げる

プランした建物の特徴は以下の通りです。共同住宅の大半は、物入れのスペースが少ないことなので、1階に全戸分のトランクルームを設置することができ、入居者に大変好評をいただいています。
1階エントランスホールに檜を使ったオブジェとベンチを配し、木のぬくもりが感じられる空間を造り、また、玄関前には黒松を植栽し、和の雰囲気を醸し出しています。
屋上は、入居者に利用してもらえるよう規約を定め、開放しています。 セキュリティーでは防犯カメラを8台配置すると共に、警備会社と 提携し、入居者の緊急時に対応しています。